沈まぬ太陽 第5巻 会長室編(下)

読了
結局バッドエンド。正義の会長は政府から支援を約束されていたのに、清廉潔白すぎたために辞任に追い込まれ、その会長に買われていた主人公恩地元もまたアフリカに・・・。悲惨すぎる。そして、最後の巻末の山崎豊子の後書きも真に迫っています。すごい本でした。なぜそんなにまで正義を貫けるのか。家族を犠牲にしてまで守るものは何だったのか。色々考えてしまいました。
そして、この本が書かれた99年、文庫化されたのが2000年。そのあと、あの航空会社はどうなってんだ!と思ってしまった。多分体質そのものは変わっていないのではと疑いの目を向けてしまうようになってしまいました。